こんにちは!WEBエンジニアのやすおです!
プログラミングスクールが人気の昨今、職業訓練を経てエンジニアになるというのはあまりメジャーではありません。
ただし、一つのルートとしては間違いなく存在しています。
今回はそんな職業訓練の実態に迫るとともに、職業訓練校に通ってエンジニアになれるかという題で進めていきます。
結論から先に言ってしまうと、
この先は以下をご覧ください。
職業訓練の実態
それではまず、IT系の職業訓練の実態を調べていきましょう。
僕の経験と、東京都中央城北職業能力開発センター赤羽校WEB設計科のHPを参考にします。
職業訓練校の就職率は?
僕は、都内にある公共職業訓練校に行っていましたが、就職率はほぼ100%でした。
自発的に就職しないと決めた方や、他業界に就職された方も少人数いましたが、エンジニアとして就業を希望している方はほぼ全員が内定を複数貰っていました(すべてハロワの求人です)。
ただし高年齢の方(35歳前後)の内定率は2割(5社受けて1社内定)程度だったので、ある程度の努力は必要になります。また、大都市以外での就職となると難しくなることが予想されます。
下記は東京都の赤羽校ですが、やはり就職率は高いですね。
職業訓練校卒業後の就職先は?
僕が通っていたコースは業務系エンジニアを育成するコースだったので、必然的にほとんどの生徒が業務系SES企業に就職しました。業務系の自社開発の企業に就職したのは1,2名で断トツで優秀な生徒のみでした。
職業訓練校で紹介される求人はハローワークからの求人で、中にはブラック企業もあります(結構多いです)。自分が志望している企業に就職するためには、それなりの戦略と、それを遂行するための努力が必要になります。
また、自社開発企業を狙う場合や、就職先をこだわる場合は、職業訓練校の授業だけでは難しいです。
職業訓練校の期間は?
1年コースに通っていましたが、実質的には半年から9か月ほどの学習期間です。
残りの期間はというと下記の様な、プログラミングに関係のない授業や行事でした。
- マナーの授業
- ストラテジー系の授業
- 遠足
- 防災訓練
- 技能祭
- 就職活動
「出来るだけ時間を有効活用したい!」「短期でエンジニアになりたい!」という人にはあまり向いていませんし僕自身、時間を無駄にしてしまったと思っています。
エンジニアの市場価値は実務経験と比例します。
最初の一年でしっかりと開発経験が積むことができると、市場価値が100万円上昇する業界です。1年間だらだら勉強するよりは短期集中でさっさと就職するほうが賢い戦略です。
職業訓練に行ったことは後悔していませんが、戦略を間違ったことには悔いがあります。
職業訓練校のレベルは?
はっきり言ってしまうとレベルは低いです。具体的には、現在のITの現場で必須の技術であるFW(フレームワーク)を使わず、フルスクラッチでサイト制作を行っていました(無駄ではないですが・・・)。
本当に基礎中の基礎を学ぶ感じですね。
「3か月コースの職業訓練に通っていた友人」がいるのですが、授業はほとんどコピペで進み、アルゴリズムやサーバー周り、ネットワークのことなどは全く習わなかったそうです。
友人は就職活動にかなり苦戦しましたが、根性がある子だったので、その後にプログラミングスクールに通い直してWEBエンジニアとして就職しました。
レベルが低い理由
レベルが低くなってしまう理由は複数ありますが、大きな理由の一つは職業訓練校は「脱落者を生まない」ことを主眼に置いているからというものです。僕が訓練校に通っている間も1~2割の生徒が授業についていけずに退校していきました。
これ以上、授業のレベルを上げてしまうと「失業者を再就職させる」どころか生徒が途中で来なくなるという本末転倒なことが起こります。
また、脱落者を少しでも減らすためか授業ペースがめちゃくちゃ遅かったです。しかも技術は枯れたものが採用されていましたし、授業内容も古く感じました。
例えば、テンプレートを使ってフローチャートを描いたり、C言語を使ってメソッド無しで文字列を連結させるなどとかなり前時代的でした。
無駄ではなかったのですが、もう少しモダンな技術を使った実践的な授業をしてほしかったですね。
職業訓練に行くぐらいなら…
当記事では職業訓練の実態について以下の様に述べてきました。
- 職業訓練はエンジニアになれるが非効率。
- 職業訓練の技術のレベルは低い
- 一般的な職業訓練の期間は長い(半年~1年)
まとめた通り、職業訓練に行くという選択はかなり非効率で時間を無駄にしてしまいます。
結局、プログラミングスクールに行くのが圧倒的に効率的なので、できればスクールを検討したほうが良いのですが、金銭的な事情で行くことが出来ない人もいると思います。
そういう方におススメする選択肢を二つ紹介します。
0円スクールに行く
いわゆる0円スクールとは、0円でプログラミングを学べるが、スクール提携の企業に就職しなければならないスクールのことです。
本来であればあまりオススメしないのですが、なぜ紹介したかというと、職業訓練校に行くより圧倒的にマシだからです。
たとえば、同時期に1年制の職業訓練校に通った人と0円スクールに通った人がいたとします。彼らの1年後のステータスは以下の図のようになります。
エンジニアは実務経験が市場価値となるので、1年後には圧倒的な差になってしますし、就業中にしっかり学習を積み重ねれば、職業訓練に通うより圧倒的に成長できます。
ですので、職業訓練に行くくらいなら、0円スクールに行きましょう。
0円スクール(ゼロスク)
基本情報
- 料金:0円
- 言語:Java
- 期間:3か月~
- 年齢制限:18歳から35歳まで
ゼロスク
ゼロスクは無料でJavaの研修を受けることができるプログラミングスクールです。
受講スタイルは、講義形式ではなく自主学習形式となっており、スクールの用意した学習教材を自分のペースで進めることができます。
スクール卒業後、株式会社ブレーンナレッジシステムズの正社員として雇用されます。(9割の方が雇用されているようです。)
実質的に、株式会社ブレーンナレッジシステムズの入社前研修だと思ってよいと思います。(1割の方は入社されないみたいですけどね)
興味のある方は、一度無料説明会に行くことをおススメします。
GEEK JOB
基本情報
- 料金:0円
- 言語:Java
- 期間:最短1か月
- 年齢制限:18歳から29歳まで
GEEK JOB
GEEK JOBは、「学びかた」を改革し、自ら学び、自らサービスを創り出す人を増やすという、事業ミッションのもと第二新卒/フリーターに向けた、無料のプログラミング学習&就職支援サービスです。
参加者の71.6%はパソコン初心者からスタートしていますが、転職成功率は95.1%という実績があるようです。
コースにはプログラミングを学ぶコースとインフラを学ぶコースのの二つがあるようです。
年齢制限があり、29歳までですが、プログラミングスクールに行くお金がなく、職業訓練を考えている方にはGEEK JOB をおススメします。
iStaCamp(アイスタキャンプ)
基本情報
- 料金:訳10,000円(テキスト代)
- 言語:Java
- 期間:2~3か月
- 年齢制限:18歳から30代前半まで
iSta Camp(アイスタキャンプ)
iSta Camp は他の0円スクールと違い現役のエンジニアから教えてもらえるのが良い点ですね。
また、授業内容も詳しい言語の仕様も学びますが、それに加えてエンジニアとして「働く」ことにフォーカスしたカリキュラムになっています。(下記がオリジナル教材です)
課題の進み具合にもよりますが、就職決定までの目安は2〜3か月程度で、中には1ヶ月で内定が出た受講生もいます。
興味のある方は、ぜひ無料説明会にご参加ください。
終わりに
僕自身が通った職業訓練校は「技術はロースキル・期間は1年・学習レベルは低い」といった悪環境だったので、WEB系に転職するために、訓練校での学習とプラス自宅で独学と言ったかなり無駄で非効率な勉強をしてしまいました。
僕と同じ過ちを犯さないためにも、転職に最も効率的な手段を選んでほしいです。
また、0円スクールに関してですが、自分に合ったものを選ばないと時間が無駄になってしまいます。
みたいなミスマッチは、避けたいところです。
ですので、時間の許す限り沢山の無料説明会や無料カウンセリングを受けてみることをおススメします。
実際に入校体験したり、カウンセリングを受けてみないと分からないことは必ずありますからね!
卒業後に就職が約束されているので、お金のない方にはもってこいのスクールです。
>>無料説明会に参加してみる
29歳までですが、インフラエンジニアコースとプログラミングコースが選べます。
>>プログラミングコース無料説明会に参加してみる
>>GEEK JOB インフラエンジニアコース説明会に参加してみる
オリジナルの動画教材を使用し、「エンジニアとして働く」ことを重視するプログラミングスクール。
>>無料説明会に参加する
僕は元々Fラン大学出身で、ブラック企業の社畜だったのですが、30代前半でWEBエンジニアとしてIT企業に転職して人生が大きく変わりました。
WEBエンジニアは実務経験1年程度あれば月収50万円は稼ぐことが出来ますし、実務経験2~3年程度あれば年収1000万円稼ぐことも可能です。
もちろん稼ぐためには努力は必要です。しかし、逆を言えば「努力が必ず報われるのがエンジニア」という職業です。
エンジニアになって稼ぎたい!理想の働き方をしたい!と思っている方は「未経験からエンジニアになる方法」を読んで、ぜひ挑戦してみてください。