エンジニアの人に教えてほしいなぁ…
しかし、使い分け方にもコツがいります。
そこで今回は、「紙の本」と「電子書籍」のメリットデメリットを言及しつつ、どちらを選べばいいかをご紹介します。
- これから技術書を買ってみようと思っている方
- 現在「紙の本」または「電子書籍」のみを使っている方
- 使い分け方のコツを知りたい方
紙の本のメリット
紙の本のメリットは下記2点です。
- すぐに該当のページを開くことが出来る
- ページの操作性が高い
紙の本のメリットは何といっても、ページを自由に横断できることです。
本のジャンルによっては途中から読みたい!みたいなこともあると思いますが、紙の本であれば簡単にページの途中まで移動できます。
よって、厚めの本を買う場合は紙の本の方がいいです。
具体的には300ページを超える場合は紙の方が良いと思います。しかし、途中から読む必要性がない読み物系の本や、内容が易しい本は電子書籍でもいいと思います。
電子書籍のメリット
- 劣化しない
- 手軽に持ち運べる
- スペースを奪われない
- コードのコピペが出来る
電子書籍の一番のメリットは持ち運べることです。
もちろん紙の本も持ち運べますが、1度に何冊も持ち運ぶのは結構キツいですし特に喫茶店なんかでプログラミングをしてると…
みたいなことも結構あります。
ですので、紙のメリットを享受できない本は電子書籍で買うことをおススメします。
紙と電子書籍を使い分けるコツ
ご紹介した通りですが、もう一度順番に確認していきましょう。
- 厚めの本(300ページ以上ある)で内容が易しくないなら紙の本
- 厚めの本でも読み物系や易しい本は電子書籍
- それ以外は電子書籍(例外あり)
本自体に何ページあるか(厚さ)をチェックし、内容の難しさを確認し、読み物なのか、それともコードがたくさん書いている本なのかを確認するのが効率的です。
紙の本と電子書籍 具体例
初心者用の本
初心者用の本とはそのまま、そのジャンルに関しての入門書のことです。
このタイプの本はコードも少なめでページも短かったりするので、電子書籍で買うことをおススメします。
また、1~2回読んだら読まなくなる可能性が高いので、紙の本では絶対買わない方が良いですね。
ただ1点、注意点があるとすれば、「○○入門」と書いていても内容が難しいものもあるので、試し読みなどしてから購入を決めたほうがいいでしょう。
具体例を見ていきます。
Web技術の基本
Web技術の基本は、「ページ左半分に文章、ページ右半分にイラスト」が描かれている本で、章が独立しているので電子書籍で買うことをおススメします。
Web技術だけでなく、「ネットワーク」や「クラウド」などの基本シリーズも同じ出版社から発売されているので、気になるものがあればチェックしてみてください。
コード主体の本
コード主体本とは、本の中の多くのページにプログラミングのコードが書かれているタイプの本です。
このタイプの本は、実際にそのコードを書いて実行して結果を確認しながら勉強することを目的に書かれています。
例えば内容が易しければ電子書籍で良いのですが、内容が難しい場合は紙で買うことをおススメします。
理由は、学習系の本は章立てになっており、かつ章が独立していることが多いのでページの操作性が高い紙で買うことがお勧めなんですよね。
例えばJavascriptの本なんかだと、「プロトタイプ」の章と「DOM操作」の章は別個独立していますし、それぞれを途中まで勉強して違う章へ移ることもあるので、電子書籍だとどこまで読んだか分からなくなります。
また、「コピペできるから電子書籍を買う」というのは悪手だと思っています。
理由は、書かないと覚えられないし、ソースコードが欲しければ、最近の技術書はほとんどが出版社のホームページからソースコードをダウンロードすることが出来るようになっているからです。
それでは具体例でみていきましょう。
スラスラ読める JavaScriptふりがなプログラミング
この本は内容がとてもやさしく、薄い本なので電子書籍がお勧めです。
何度も何度も繰り返して読む!ってタイプの本ではなく、1、2回読んだらほとんど読み返すことがない入門レベルの本なので、電子書籍に保存しておくのが賢明でしょう。
※kindleUnlimitedに登録すると無料で読めるみたいです。
改訂新版JavaScript本格入門
この本は厚くて、内容もレベルが高く、何度も読み返す本なので紙の本を買うことをおススメします。
僕はこの本を電子書籍で購入してしまいかなり後悔しています…
読み物系
読み物系の本とは、コードなどがなく前編文章で構成されているような本です。
このタイプの本は1から順番に読んでいくものがほとんどで、ページを横断する必要がないので電子書籍で購入するのが無難でしょう。
リーダブルコード
リーダブルコードはコラム風になっておりどこから読んでも大丈夫な読み物系の本です。
エンジニアなら必ず読んでいない人はいないというくらい有名で実用性のある本なので必ず読んでください。
なお、紹介しといてなんですが、リーダブルコードの日本語版はオライリーからしか買うことが出来ず、しかも購入手続きが複雑なため、例外的に紙の本で読んだ方が良いでしょう。(というかそれしか手段がない・・・)
リファレンス本
リファレンス本とは辞書の様になてっいる本です。
リファレンスは辞書と同じように途中から読むことが前提となっているので、紙の本で購入することをおススメします。
Gitポケットリファレンス
この本は、Gitのコマンドを検索してそれがどのような効果があるかを調べるための本です。
買わなくていいと思いますが、万が一このような本を購入することがあるのあれば、ページの操作性が高い紙の本で購入したほうが良いでしょう。
資格本
資格本とはその名の通りITの資格を取得するための参考書のことです。
こちらは間違いなく紙の本で買うことをおススメします。
理由は、途中から読むことも多いですし、何より演習問題があるので、解答を見るためにページを行ったり来たりすることが他の本よりも圧倒的に多いからです。
Linux教科書 LinuCレベル1
こちらはLINUXの認定資格であるLinuCレベル1に合格するための本です。
上述した通り演習問題があるので、行ったり来たりすることがとても多く、また、101試験が前半部分に、102部分が後半部分にあるため、ページを操作することを多いため紙の本で買うのが賢明でしょう。
終わりに
紙の本と電子書籍は上手く使わ行けましょう。
- 厚めの本(300ページ以上ある)で内容が易しくないなら紙の本
- 厚めの本でも読み物系や易しい本は電子書籍
- リファレンスと資格本は紙の本
- それ以外は電子書籍(例外あり)
初級者向けのおすす本は下記記事にて紹介しているので興味のある方は御覧ください。
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