こんにちは!WEBエンジニアのやすおです!
最近、プログラマーを目指す人にこういったことをよく聞かれます。
医者になるためには「医師国家試験」、弁護士になるためには「司法試験」が、公認会計士になるためには「公認会計士試験」を受けて合格する必要があります。
結論から言ってしまうとプログラマーになるために資格は全く必要ありません。
IT系の資格は独占資格ではないため、持っていなくてもプログラマーになれます。ただ持っていると有利になることもあります。今回は、そんなわかりにくいIT系の資格の話です。
どんな種類がある?
大きく分けてIT系の資格には2種類あります。
一つはIPA(情報処理推進機構)の国家資格と、オラクルやシスコなどのベンダー系の資格です。
国家資格
いわゆるアイパス(ITパスポート)や、基本情報技術者試験(FE)などが主で、特定の言語の資格ではなくコンピュータやITへの理解が主眼に置かれている試験です。
これらは国家試験で合格した暁には経済産業大臣から賞状が贈られてきます(僕の時は世耕さんでした)。
特徴としては受験料は一律5700円で資格試験としては安いです。また、資格試験に失効要件がなく一度資格を取得してしまえば永久に資格者を名乗れます。
ベンダー系資格
オラクルマスター、JAVA(Bronze、Silver、Gold)、CCNA、PHP技術者認定試験などプログラミング言語からネットワーク、データベースまで様々な試験があります。
これらはすべて民間資格です。特徴としてはオラクルやCiscoなどは有効期限があり、一定期間が過ぎると失効してしまいます。
技術の進歩は早いので3年、5年経過すると従来の技術は陳腐化するため鮮度をまもるために有効期限が設けられているようですね。
..っていうのは建前でビジネスだから高いのです。JAVAの有償化など最近のオラクルは金儲けの化身みたいになっていますね(笑)
以下はオラクルの受験料金(高い・・・)
資格を取るメリット
SES企業の就職に有利
Sier含めSES企業に就職する場合は資格は評価の対象です。
当業界は客先常駐として派遣されて働くのですが、資格を持っていれば派遣先の企業に対するアピールになります。また、資格を取得することで単価が上がるので、給料に反映もされますし、報奨金という形で一時金が出ることもあります。
特にベンダー系の資格(オラクル等)を取得すると給料が上がるという話も僕の周りでもよく聞きます。
ただあまりにも値段が高いので未経験の状態で取得するのは現実的ではありません。
これらは大体が入社後に会社に取らされる試験なので、就職活動時点で持っている人はほとんどいないと思われます。
実際に未経験で企業に評価されるのは基本情報、応用情報です。それ以上の上位資格は実務未経験で取得するにはハードルが高すぎますし、ITパスポートでは物足りないです。
資格試験は就職活動ではなく、コンピュータの概念の理解を促進する上で有用です。
実際に試験に受かろうが落ちようがそれは問題ではありません。
資格の勉強をして幅広い知識を体系的に学ぶことがプログラマーとして働くうえで有用になりますし、僕自身も基本情報の勉強をしたことによって、コンピュータやITへの理解が深まりました。
WEBの勉強をしていても「2進数がどうか」とか「Raid1とRaid2の違い」とか、低レイヤーの情報って触れる機会が少ないのですが、実際の実務では必要になることも多々あります。
そういった面で勉強してきてよかったと思っています。
WEB系企業での評価
結論から言うと、面接で資格について触れられたことは一度もありませんでした。WEB系企業で資格が評価されることはないと言い切っていいでしょう。
理由は簡単で客先に派遣されないからです。また、単価などの概念もなく本人の成果で評価される業界なので資格取得などの個人的な問題より、会社への直接的な貢献が重視されます。
僕自身、IT企業の面接は沢山こなしたのですが、せっかく取得した資格を全く評価されなかったのは結構せつなかったのですね…
結論
未経験転職で資格は評価されるかどうかについてまとめます。
- SES企業への就職は評価の対象
- WEB系企業で評価されることは皆無
- 資格の勉強そのものには意味がある
WEBエンジニアになりたいのであれば、資格試験よりプログラミング言語の学習やポートフォリオの作成に時間を使った方が効率的です。
RUNTEQ(ランテック)
実践型Webエンジニア養成プログラミングスクール(低価格です)
TechAcademy
最短4週間で未経験からプロを育てるオンライン完結のスクール
TECH::CAMP
スパルタ式プログラミングスクール!自分に甘い人はぜひ!
DMM WEBCAMP
転職を本気で考えている方向けのプログラミングスクール!
お仕事決まれば全額キャッシュバック!転職特化型Ruby実践研修
僕は元々Fラン大学出身で、ブラック企業の社畜だったのですが、30代前半でWEBエンジニアとしてIT企業に転職して人生が大きく変わりました。
WEBエンジニアは実務経験1年程度あれば月収50万円は稼ぐことが出来ますし、実務経験2~3年程度あれば年収1000万円稼ぐことも可能です。
もちろん稼ぐためには努力は必要です。しかし、逆を言えば「努力が必ず報われるのがエンジニア」という職業です。
エンジニアになって稼ぎたい!理想の働き方をしたい!と思っている方は「未経験からエンジニアになる方法」を読んで、ぜひ挑戦してみてください。