未経験からエンジニア

30代未経験者はPHPエンジニアも視野に入れるべき理由4選

こんにちは!WEBエンジニアのやすおです!

30代で未経験の状態からエンジニアを目指されている方の中で、どのプログラミング言語を選ぶか迷っている方も多いのではないでしょうか?

プログラミングスクールで扱っているプログラミング言語は、圧倒的にRubyが多いので、Rubyという言語を選びがちです。

ですが、世の中にはたくさんのプログラミング言語が存在しており、Rubyだけに拘ってしまうとチャンスを逃してしまう可能性が大きいので、多言語も視野に入れてほしいと思っています。

特に注目してほしいのが、同じスクリプト言語であるPHPという言語です。

今回は、30代未経験者向けにPHPも視野に入れたほうが良い理由を紹介していきます。

対象読者
  • 30代未経験でITエンジニアを目指している方
  • まだどの言語を選ぶかを決めていない方
  • 絶対にRubyエンジニアになりたいというわけではない方

理由① PHPはRubyより求人数が多い

PHPの良いところは、Rubyに比べて求人数が多いことです。業界大手のIT系求人サイトGreenで「PHP」と「Ruby」をそれぞれ検索し、比較した下記の表をご覧ください。

 

求人数 求人企業数
PHP 1181 2949
Ruby 697 1800

1181 ÷ 697 = 1.694…

求人数だけ見ても、約1.7倍Rubyの求人よりPHPの求人が多いことがわかります。

ITエンジニアという職種自体が慢性的に人手不足なのですが、特にPHPは採用企業が多く、それに付随して求人数が多いという特徴があります。

ですので、多少年齢が行ってても受け入れてくれる企業が多いです。

反対にRubyの場合は、求人数の多さではPHPにより少ないですし、未経験者の場合はポテンシャルが求められやすいので、競争過多になってしまっている現状があります。

どうしても、Rubyエンジニアになりたい!というこだわりがないのであれば、PHPエンジニアを視野に入れたほうが得策です。

現在すでにスクールなどでRubyを学ばれている方で、Rubyの企業に受からない方はPHPの企業も受けてみてください。僕自身はRailsでポートフォリオを作ってPHPの企業に採用されました。

理由② 待遇・働き方はRubyエンジニアと差はない

読者の中にはRubyじゃないと待遇が悪いと思ってる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Rubyじゃないとリモートや高単価は無理って聞いたんだけど…

そんなことはなく、PHPでも上記を満たすことは可能です。

PHPエンジニアの単価

正社員の年収に関しては、Rubyエンジニアの方がPHPエンジニアより年収ベースで平均40万円ほど高いのは事実です。

少し古い記事ですが、下記をご覧ください。

出典:「プログラミング言語別 平均年収」を発表!

正社員の平均年収はがRubyの方が高いことは事実ですが、エンジニアの単価を決めるのは言語ではなく、企業の資金力、働き方、経験年数、技術力の方が影響が大きいです。

例えば、IT企業でも「資金力の乏しい企業」から「資金力のある企業」に転職したら、仕事内容は全く同じなのに「年収が100万円上がる」なんてのはよくある話です。

また、エンジニアは未経験の時よりも、1年開、発実務経験を積んで転職したら年収が100万円上がる職種です。

エンジニア転職において実務経験者と未経験者の市場価値の差 エンジニア採用において実務未経験者と実務経験者(1~2年)でどれくらい市場価値に差があるのかは気になるとこですよね。 私自...

上記の話は特定の言語に限った話ではなく、IT業界のエンジニア職すべてに共通している話です。(Ruby、PHP、JAVAいずれの言語でも)

よって、高単価を目指すのに、言語は関係ないといえます。

働き方もRubyエンジニアと変わらない。

ここでいう働き方とは主に下記のことを言っています。

  • リモートワーク
  • 週3,4勤務
  • 時短勤務

リモートワークや、週3,4勤務、時短勤務などの先進的な働き方が可能かどうかは、言語仕様ではなく、会社の方針によって決まることが多いです。

確かにRubyを採用している企業は若い企業やベンチャーなどが多いので、先進的な働き方になりやすい事は事実です。

ですが、PHPを採用している企業も、エンジニアを重視する風土のある所では、先進的な働き方を取り入れているところが多いです。

特にエンジニアはサービス業や肉体労働系の仕事とは違って、PCを操作することが主な仕事なので、リモート勤務がやりやすいというバックグラウンドがあります。

また、WEB業界は、SierでJAVA言語を使う堅い職場の様に、過剰にセキュリティを重視する風土がないため、先進的な働き方を採用しやすい傾向があります。

ですので、先進的に働けるかどうかは企業の風土や担当者の判断によって決まるので、採用言語と直接は関係しません。

初めに勤めたPHPの企業はリモート勤務とフレックスを採用していました。

理由③ PHPはレガシーではない。

インターネットの言論では、下記の様な言説をたまに見ることがあります。

RubyはモダンでPHPはレガシー!

はい、この意見は全くのでたらめとしか言いようがありません。

採用企業を見ていただければ上記の様な意見がいかに間違っているかが理解していただけると思います。下記をご覧ください。

PHP採用企業
  • Facebook
  • Wikipedia
  • Yahoo‼
  • サイバーエージェント
  • メルカリ

あまりにも採用企業が多いので、5企業に絞りましたが、まだまだ沢山の企業がPHPを採用しています。

この様に、PHPは多くの有名企業に採用されているのに何故レガシーと言われてしまうのでしょうか?

それはおそらく、WEB制作の現場でPHPが採用されることが大きな理由の一つではないかと思っています。※WEB制作がレガシーという意味ではありません。

いわゆるホームページ制作などでは、HTML、CSSで静的サイトを作り、お問い合わせフォームなど一部の動的サイトにPHPを使います。

よって、「PHPはレガシー」と言う人たちは「WEBシステム開発」と「WEBサイト制作」の違いを認識していない方たちなのではないかと思います。

WEBサイト制作にはにはデザインやUI設計などWEBエンジニアとは違う高度な能力が求められます。

理由④ PHPは地方での採用に強い

こちらは直接30代未経験とは関係がないのですが、地方に住まわれている30代未経験の方に知ってほしいので4選の中に入れました。

現状、Web系企業の多くは東京に集中しています。

もちろん地方にもWebシステム開発を行ってる企業はあるのですが、スクリプト言語を採用する場合、第一の選択肢はPHPになります。(Ruby採用企業もあります。)

なぜPHPを扱う企業が多いかというと、地方でRubyエンジニアが少ないことが一番の理由と考えられます。

企業としては、新しくプロジェクトを発足させ、技術選定をする際に一番初めに考えることは下記です。

  • エンジニアを集められる言語を選ぼう!

要するに、PHPエンジニアが多く、Rubyエンジニアが少ない地方では「PHPを選択しておいた方が無難だよね」って結論になりやすいのです。

ですので、地方在住者で、東京に出てくるのが難しい場合は、RubyよりもPHPの勉強をする方が就職に困らないのではないかと思います。

もちろんRubyを採用している地方の企業もあります。絶対数が少ないという話です。 

最後に

Rubyエンジニアにどうしてもなりたいという場合でない場合は、やはりPHPエンジニアも視野に入れたほうが良いでしょう。

やはり求人数が多い言語の場合、就職活動も安心できますし、とりあえず1年経験すれば転職も容易になるのがエンジニアという職種です。

また、キャリアの途中で言語を変更するのはよくある話なので、「一生死ぬまでPHPをやらなければならない!」みたいなことはありません。

フリーランスになる場合も案件が多いので早く独立しやすいといったこともPHPを選ぶメリットなのではないでしょうか。

以上、ここまでお読みいただきありがとうございました。

ABOUT ME
田中 やすお
WEBエンジニアとして都内某所で働いております。 Fラン大学→ニート→フリーター→営業マン→転職してまた営業マン→職業訓練→WEBエンジニア→フリーランスエンジニア 未経験からエンジニアになる方法や、エンジニアにまつわることを発信していきます。よろしくね('ω')
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僕は元々Fラン大学出身で、ブラック企業の社畜だったのですが、30代前半でWEBエンジニアとしてIT企業に転職して人生が大きく変わりました。

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もちろん稼ぐためには努力は必要です。しかし、逆を言えば「努力が必ず報われるのがエンジニア」という職業です。

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