こんにちは!WEBエンジニアのやすおです!
多くのプログラミングスクールの宣伝文句の中に「即戦力になれる」というものがあります。例えば下記のようなものです。
- ○○時間の即戦力エンジニア養成プログラムで必要な技術を身につけよう!
- 入校からたった3か月で即戦力エンジニアになろう!
- あなたも即戦力コースでフルスタックエンジニア!
上記の様なプログラミングスクールの「うたい文句」は果たして本当なんでしょうか?
結論から言うと、
それではなぜ「即戦力になれない」か、そしてなぜ「即戦力にならなくて良いか」をご紹介していきます。
「プログラミングスクールの学習」と「実際の実務」は全然違う

「プログラミングスクールの学習」と「実際の実務」では作業内容が異なります。
もちろん、実際の実務での作業内容は、プログラミングスクールでの学習の延長線上にあることは間違いないありません。しかし、質が全く異なります。
それでは、どのような差があるかご紹介していきます。
コードの重みが違う
スクールでのプログラミング学習において、成果物(ポートフォリオ)や作品を制作することがあると思うのですが、「その作品」と「世の中で実際に稼働しているシステム」との間では大きな違いがあります。
例えば、現場では、保守性や可読性を重視するため「変数名」「関数(メソッド)名」「クラス名」一つ取っても、相当に考えてから決定します。
自分一人で使うのならば、変数は「i」とか「j」でいいのですが、複数人で共有する前提だと「i」や「j」では、その変数の意味することが不明なため、ボロクソに言われます(笑)※書き直しになります。
ほかにも、「セキュリティー対策」だったり、「システムを少しでも早めるための書き方」だったりとスクールでは絶対に教えてもらえないが、実務では当然に必要になることが多くあります。
すでにユーザーがいる
1次受けの会社にプログラマーとして採用されない限り、何もない状態からシステムを作り上げていくことは少ないと思います。
プログラミングスクールを卒業して、これからプログラマーとして仕事をしていく人のほとんどは、すでに存在しているシステムの改修や、新規機能の開発がメインとなります。(開発職の場合)
よって、この現場にアサインされるプログラマーは「すでに既存のユーザーがいて、そのユーザーが不利益を被らないプログラム」を書かなければなりません。
プログラミングスクールを卒業しただけで、上記のようなことを意識してコードを書けるプログラマーはほとんどいないと思われます。
即戦力にならくても問題ない

そもそも、現役でバリバリ活躍しているエンジニアだって初めは初心者です。初めから即戦力だったわけではありません。
未経験者を雇う企業も覚悟をしている
エンジニアが足りていないといわれる昨今、猫の手も借りたいのがIT業界です。
特に、企業にとっては中途採用が大変難しく、未経験者を雇わなければやっていけないのが現状。だからといって、誰もかれも無条件に受け入れることはできません。
そこで、IT業界は「ある程度ポテンシャルのある未経験者を育てよう」というマインドに変化してきました。企業側も未経験者を採用することに関しては「ある程度の覚悟」をしています。
未経験者でもできる仕事がある
現在のエンジニアの仕事はある程度細分化されています。
プログラミングスクールを卒業した程度でも、簡単な業務であれば「即戦力」と言われているレベルのエンジニアでなくても「業務を行うことは可能」です。
例えば下記の様な業務です。
- データベースにカラムの追加
- コントローラの一部書き換え
- ビューの文言の修正
- モデルに簡単なメソッドの追加
- 簡単なテストケースの作成
- 検証業務
エンジニアとして就職すると、初めは上記の様な「簡単な業務」を任されますが、レベルアップしてくると少しずつ難易度の高い業務も任せてもらえるようになります。
プログラミングスクールはいくべき
ここまでプログラミングスクールの宣伝文句である「即戦力」がいかに難しいかを説明してきましたが、プログラミングスクールそのものを批判しているわけではありません。
どちらかというと僕はプログラミングスクールに肯定的です。
プログラミングスクールの競争激化が、このような過大広告の様な宣伝文句が生まれてしまったと思います。
プログラミングスクールを選ぶ際は「即戦力」という言葉に踊らされずに、しっかりとチェックすべきポイントを押さえて決めていただきたいと思っています。
https://enginner-tanaka.com/choice-programmingschool
終わりに
プログラミングスクールに通うだけでは「即戦力」になるのは難易度が高いです。また、なる必要もそんなにありません。なぜならすべての業務が難易度が高いものであるわけではないからです。(簡単な仕事もあります。)
プログラミングスクールを選ぶときは、このような「誇大広告」に惑わされず、ポイントを押さえたスクール選びを行ってくださいね。
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僕は元々Fラン大学出身で、ブラック企業の社畜だったのですが、30代前半でWEBエンジニアとしてIT企業に転職して人生が大きく変わりました。
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