こんにちは!WEBエンジニアのやすおです!
今回は、2019年6月中旬に行った、「FLOCブロックチェーン大学校の無料体験セミナー」についてご紹介します。
僕自身、無料セミナーとか、そういう「怪しい感じのもの」には興味はなかったのですが、今回の無料体験セミナーは、控えめに言って…
今回のセミナーで「本一冊分くらいの知識」は身についたと思っています。
それでは、「FLOCブロックチェーン大学校の無料体験セミナー」の内容をご紹介します。
FlOCブロックチェーン大学校とは
ブロックチェーンを学べるスクール
FLOCブロックチェーン大学校は、ブロックチェーン専門スクールです。インターネットの情報革命の次に起こるブロックチェーン革命は、社会を大きく変えていくと言われています。
そのブロックチェーンテクノロジーにおける技術者の育成から、ビジネススクール、検定試験によるアセスメントの構築、人材紹介、起業家育成などを通じ、ブロックチェーンのプラットフォームを構築していきます。フィンテックやIoT、スマートコントラクト等の第4次産業革命の成長と社会の発展に貢献していきます。引用元:FLOCブロックチェーン大学校
もう、そのまんまですが、ブロックチェーンを学べる学校です。
恐らく日本でブロックチェーンを学べるスクールは様々ありますが、その中でも一番「実践向け」で「濃い内容」を提供しているスクールなのではないでしょうか。
校長ジョナサン
現在、FLOCブロックチェーン大学校の校長をしているのは、ジョナサン・アンダーウッドという人物。

スキンヘッドで不敵な笑みを浮かべているのが印象的な外国人ですが、実は日本におけるブロックチェーンの第一人者だとのこと。
経歴はというと…
FLOCブロックチェーン大学校校長
ビットバンク株式会社チーフビットコインオフィサー
アメリカ出身のビットコイン研究者。
ビットコインのオープンソース、ウォレットプロジェクトの開発や、プロトコルを定める提案などに参画。
2017年ブロックチェーン大学校株式会社を設立し、2018年FLOCブロックチェーン大学校校長に就任。
うーん。よく分からないけど、なんかすごそう…
ジョナサン氏出演のYoutube動画
と思っていましたが、実際、話している姿を見ると普通の日本語をしゃべれる外国人でした。
無料体験セミナーの内容
当日は19:30スタートでしたが、5分ほど前に到着。
会場は、新宿駅から徒歩10分くらいの場所にあるDaiwa西新宿ビル9F。

教室に入った第一印象は、
でした。
当日は5、60名が参加。男女比は8:2くらいで男性の方が圧倒的に多かったです。
年齢層は、下は大学生くらいの若い人から上は70代くらいの高齢者まで幅広かったですが、ボリュームゾーンは概ね30代から40代くらいの男性。

開始までの間は、左右に設置されたモニターにて学校の紹介動画を視聴。
ほどなくして、講師の「堀口さん」が到着して講義がスタート。

講師の「堀口さん」は元々、財務畑で財務分析のお仕事をされていたそうで、ブロックチェーンの仕組みの面白さにはまり、現在のお仕事をされているそうです。
講義内容
まずは、「ブロックチェーンとは何ぞや?」ってところからスタート。
1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」
2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」
上記がブロックチェーンの説明です…。
非常に説明が難しいので、もっと簡単にかみ砕くと、
「多数の参加者が、同じ取引データを分散して保持させるネットワークの仕組み。そして、その仕組みでは改ざんも不正もできない。」
かなりざっくりしていますが、大体はこんな感じ。
銀行の取引記録は個人でしか見れないですよね? ビットコインの場合は、誰が誰にいくら送信したなどの記録を全員で共有します。全員が全員の取引記録を監視しているので「不正」や「改ざん」ができないという仕組みです。
FLOCは大理石を使って説明
FLOCブロックチェーン大学校ではビットコインの説明を「大理石」を利用して説明していました。

上図の大理石が「ブロック」、大理石に記録をする人を「マイナー」、それを監視する人を「ノード」、取引を行う人を「ユーザー」と言います。
- 「ユーザー」が取引すると、取引記録が生成されます。
- 「マイナー」と呼ばれる人がその取引を「ブロック」に記録していきます。
- 「ブロック」と「ブロック」は整合的につながっているので、不正があればバレます。
- 「ノード」がその記録が正しいか、不正されていないかを検証します。
- 1に戻る。
厳密に言えばもっと細かいですが、上記のような仕組みで「安全な取引が行われる」という説明がなされていました。
ブロックチェーンにまつわる世間の関心事

ブロックチェーンに関する話題はニュースでもたびたび報じられています。
- コインチェックのネム流出問題
- モナコイン攻撃問題
- 第4次産業革命
- 2018年予算案
この中で、一番興味深かったのが「2018年予算案」の話です。
僕は、ブロックチェーンに興味はあるのですが、将来的に拡大していく技術かと言われれば半信半疑で、流行りものと思っていました。しかし、2018年予算案を見てみると「ブロックチェーン」という言葉が使われています。
また、総務省が毎年発表している「総務省所管予算(案)の概要」の 平成31年度版でも、ブロックチェーンを官民で後押ししていくことが名言されています。

その他には
- 「平成27年度 我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(ブロックチェーン技術を利⽤したサービスに関する国内外動向調査)」
- 「フィンテックに関する現状と金融庁における取組み金融庁・平成29年2月」
- 「2019年度環境省重点施策集 」
国家が実用化に向けて、積極的に動いてるのがよくわかりますね。
ブロックチェーンの現在の使われ方

ブロックチェーンは、すでに様々な使われ方がされています。
現在では、暗号通貨としての認知度しかありませんが、通貨として以外にも「保険」「投票」「契約」など、現在われわれが生活しているあらゆるものに応用が可能です。
以下ではその一部をご紹介
メルペイ メルカリ × ブロックチェーン

メルミライの記事「メルカリはブロックチェーンをどう考えるのか?普及した世界に見えるもの」
ネット投票 つくば市 × ブロックチェーン

仮想通貨Watchの記事「つくば市、ブロックチェーンとマイナンバーカードを活用したネット投票を実施」
保険 東京海上日動 × ブロックチェーン

東京海上日動のプレス「保険証券へのブロックチェーン技術適用に関する実証実験の完了の記事」
ブロックチェーン都市 石川県加賀市 × ブロックチェーン

石川県加賀市でブロックチェーン都市の形成を目指し日本初のブロックチェーン都市におけるKYC認証基盤を構築開始
FLOCブロックチェーン大学校の受講コース
FLOCブロックチェーン大学校の受講コースには「ベーシックコース」「ビジネスコース」「エンジニアコース」と、受講者のレベルに合わせて3つのコースが用意されています。
ベーシックコース
ブロックチェーンの仕組みと基盤技術を学び、ブロックチェーンビジネスを構築するための基礎知識が身につきます。知識の土台となる初心者には必須のコース。
受講料 | 198,000円(税抜) |
受講時間 | 全8回×90分 |
受講期間 | 申込から1年間 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込教育ローン |
ビジネスコース
ブロックチェーンを使ったビジネス構築ができることをゴールとし、多数のケーススタディで各業界トップクラスの専門家から直接学べます。実践的なビジネス構築力を磨くコース。ブロックチェーンビジネスの最前線にいる講師ならではの視点や手法を学び、質の高いディスカッションで事業化への理解を深めます。
受講料 | 198,000円(税抜) |
受講時間 | 全12回×90分 |
受講期間 | 申込から1年間 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込教育ローン |
エンジニアコース
主にエンジニア、プログラマが対象。「ブロックチェーン実践」と「スマートコントラクト開発」のユニットを通じ、実践的かつ応用的なスキルを最短3か月で身につけるコース。
受講料 | 396,000円(税抜) |
受講時間 | 全24回×90分 |
受講期間 | 申込から1年間 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込教育ローン |
ブロックチェーンレベルチェック
FLOCブロックチェーン大学校には「ベーシック」「ビジネス」「エンジニア」の3コースありますが、正直どのコースを選べばいいか分かりませんよね?
そんな方のためにレベルチェックできるシステムがあります。
実際に、セミナーの中でも出題されましたが、僕は1問もわからなかったです(笑)
コチラの問題を全問正解した方は「ビジネス」「エンジニア」コースから、全然だめだった方は、「ベーシック」コースから受講したほうが良さそうですね。
終わりに

FLOCブロックチェーン大学校の無料体験セミナーは「100分間で本1冊分の知識」を習得することができます。
興味のある方は、ぜひとも参加してみてください。

僕は元々Fラン大学出身で、ブラック企業の社畜だったのですが、30代前半でWEBエンジニアとしてIT企業に転職して人生が大きく変わりました。
WEBエンジニアは実務経験1年程度あれば月収50万円は稼ぐことが出来ますし、実務経験2~3年程度あれば年収1000万円稼ぐことも可能です。
もちろん稼ぐためには努力は必要です。しかし、逆を言えば「努力が必ず報われるのがエンジニア」という職業です。
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